市長のご挨拶

宇佐の魅力を発見・発案・発信する

「地域商社USA」を応援していきます!

 本市は、大分県の北部、国東半島の付け根に位置し、海浜地域から平野地域、都市地域、内陸盆地地域及び大規模な森林地域と多様な地域を有しています。

 本市には、全国に約4万社ある八幡社の総本宮「宇佐神宮」をはじめ、昭和の大横綱「双葉山」、院内地域の「石橋」、安心院地域の「鏝絵」、「麦焼酎出荷量」、「どじょう(養殖)」

と6つの日本一が存在しています。

 地域産物としては、県内最大の穀倉地帯で獲れる米、麦、大豆をはじめ、西日本有数のぶどう産地として、また、ゆずの産地としても盛んで、豊前海で育まれた鱧・海老などやスッポンやドジョウといった水産物にも恵まれ、豊富な地域資源に囲まれた地域となっております。

 そのなかで、平成21年より他を先行し動き出した6次産業施策では、農林漁業者の機運を高めるとともに商品開発も行われ、一定の成果を上げ、平成25年からは宇佐ブランド認証制度を創設し、現在まで100商品を超えるブランド認証品を世に送り出しております。

 しかし、国の地方創生施策の加速とともに、更なる地域資源のブランド化や都市圏への販路拡大による外貨獲得、ふるさと納税返礼品の開発など、次のステージへのステップアップが求められてきました。

 このような状況を打破するには行政の枠を超えた取組が必要となり、今年度に宇佐市と宇佐商工会議所、宇佐両院商工会がスクラムを組み、一般社団法人地域商社USA(うさ)を設立いたしました。

 一般社団法人地域商社USA(うさ)にはこれまで行政として発信してきたブランド品の周知やイベント等を継承してもらうとともに、行政では辿り着くことができなかった領域まで豊富な地域資源を発見、発案、発信してもらうとともに、農林漁業者及び加工事業者等のマッチングや事業者等の機運を高めていってもらいたいと考えています。

 また、宇佐神宮をはじめとした観光地を活用し、観光地としての食の開発も期待するところであります。 今後、地域資源の「200%活用」に向け、市も商工団体と連携しながら全力で応援してまいります。

令和5年10月
宇佐市長 是永 修治